コラム「『営業行為』をしない司法書士事務所」　ご相談は堺市堺区の司法書士吉田法務事務所へ

「１つ１つのお仕事をきちんとすることが一番の営業」

司法書士の仕事の依頼元は、金融機関、不動産業者で、司法書士から仕事を回してもらえるように営業をする。そして仕事を頼んでもらう、紹介してもらう、というのが、昔ながらの司法書士の仕事スタイルでした。

しかし、堺市の司法書士吉田事務所では、金融機関、不動産業者向けの司法書士事務所ではなく、「駅前で、たくさんの方に来てもらえる司法書士事務所を作る」という思いを持って、平成１４年７月に三国ヶ丘で開業。

当時は、ホームページを持つ司法書士事務所は少なく、また、今のようなＳＮＳはなく、「司法書士と顧客のつながり方」という部分で、過渡期だった気がします。

一般的な「営業行為」。不動産業者や金融機関に頭を下げて回る、という営業活動はせずに、多くは個人の方。ホームページを見て依頼に来て下さる方を対象に、お仕事をさせていただく、というスタイルを貫いてきました。

１人のお客様の後ろには、家族がおられて、親戚、友達がおられます。
一度お仕事されてもらった方の紹介であったり、その方自身がまたお仕事を頼んで下さったり、その積み重ねで事務所開業２０年が経過しました。

不動産登記は「一部の司法書士が握っている」は間違い

「不動産登記は、一部の司法書士事務所が握っているから、回って来ない」と言う声も聞きます。しかし、そんなことはありません。

ありきたりな言葉になりますが、「１つ１つのお仕事をきちんとしていくことが、一番の営業活動」だと思っています。

金融機関や不動産業者さんとのお付き合いもありますが、それはたまたまのご縁があったからです。司法書士から「仕事回して下さい」とお願いしたいことはありません。他士業の先生方からのご紹介も多いですが、同じです。

無理な「お願い営業」をしない理由

司法書士から、お仕事下さい。ぜひお願いしますといった「お願い営業」してしまうと、立場が変わってしまいます。

これは、「司法書士のほうが立場が上だ」という意味ではなく、「仕事を下さい」とお願いする立場に立つと、無理なことを言われたり、値切られたり、断れなくなったり、そうなると、士業の独立性が保てなくなり、割に合わないことをしてしまう。

資格者として、してはいけないことまでやってしまう、ということになりかねないということです。

司法書士吉田事務所の「３つの依頼元」

司法書士吉田事務所では、毎日のように、新規のご依頼が舞い込んでいます。

１．ホームページを見て下さった方
２．ご紹介の方
３．繰り返し頼んで下さる方

ご相談に来られても、依頼を強制することはありません。

「よかったら、ゆっくり考えてもらって、また来て下さい」と言います。
無理に頼んでもらっても、事務処理が追い付かないので、「頼んで下さい」とお願いする必要はないのです。

ご相談だけで終わった方について、「その後どうですか？」のような、勧誘の連絡をすることもありません。他の司法書士事務所さんに依頼をされて、それでお客様の問題が解決したのであれば、それはそれで構わないと思っています。

堺市の司法書士吉田事務所では、『３つのご依頼元』を大切に、これからも、無理な「営業行為をしない司法書士事務所」「お客様に選んでいただく司法書士事務所」のスタイルで続けていきます。

★司法書士吉田事務所からのご案内

当事務所を開業した時の思いは、「駅前で、たくさんの個人のお客様に来ていただける司法書士事務所を作る」でした。その気持ちは、今も変わることがありません。

司法書士事務所を開業したら、あちこちに顔を出さないといけない。
異業種交流会に出席して、懇親会にも参加して、存在を知ってもらって仕事をいただくものだ、とよく言われますが、私は真逆の方法で、今までやってきました。

第一、仕事をしていたら、そんなことしている余裕はありません。

１．ホームページを見て、はじめてご連絡して下さる方との出会いを大切に
２．ご紹介の方も、特別扱いすることなく大切に
３．それと、繰り返しご依頼いだくお客様も大切に

堺市で司法書士をお探しの方は、堺市堺区、三国ヶ丘徒歩４分の、司法書士吉田事務所にご相談下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（最終更新　令和５年４月２２日）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　堺市の司法書士吉田法務事務所
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　司法書士　吉田浩章